サウナの心臓とも言えるサウナストーブ。その種類によってサウナ体験が大きく変わります。
本記事では主なサウナストーブの種類、特徴、導入費用の目安をまとめました。
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1. 電気ストーブ(エレクトリックサウナヒーター)
家庭用や商業施設に最も多く使われるタイプ。電源さえあれば手軽に設置可能で、操作性も抜群です。
メリット
・操作が簡単
・温度調整が正確
・コンパクト
デメリット
・電気代がかかる
・停電時に使用不可
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電気サウナストーブ:100Vと200Vの違い
電気ストーブには主に「100Vタイプ」と「200Vタイプ」があり、用途やパワーに違いがあります。
• 100Vタイプ:一般家庭のコンセントで使用可。小型(1~2人用)サウナ向き
• 200Vタイプ:高出力で短時間に加熱可能。3人以上の中~大型サウナに最適
ポイント:
使用人数・サウナ室の広さ・ブレーカー容量に応じて選びましょう。200V使用時は専門業者による工事が必要です。
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2. 薪ストーブ(ウッドサウナヒーター)
昔ながらの本格サウナを楽しみたい方に人気。自然素材で加熱するため、独特の香りや雰囲気があります。
メリット
・自然な暖かさ
・ロウリュとの相性良好
・電源不要
デメリット
・薪の補充・管理が必要
・煙突設置が必要
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3. ガスストーブ(ガスサウナヒーター)
都市ガス・プロパンガスを利用する業務用向けタイプ。広い空間を素早く温めるパワーがあります。
メリット
・高出力
・温まりが早い
・大型施設向け
デメリット
・ガス工事が必要
・設置ハードルが高め
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4. 遠赤外線ストーブ
赤外線で体をじんわり温めるタイプ。ドライサウナや岩盤浴に近い体感で、初心者や年配の方にも人気です。
メリット
・肌に優しい
・音やにおいが少ない
デメリット
・ロウリュ非対応のものが多い
・サウナ感が薄い
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5. 煙サウナ(スモークサウナ / サヴィサウナ)
フィンランドの伝統的なサウナ。煙で温めた後に換気し、やさしい熱と香りを楽しみます。
メリット
・香り豊か
・伝統的体験ができる
デメリット
・設置・運用に高い専門性と時間が必要
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導入費用の目安(参考価格)
• 電気ストーブ:約10万~40万円(設置工事別)
• 薪ストーブ:約20万~60万円+煙突や煙処理設備
• ガスストーブ:約30万~80万円+ガス工事費用
• 遠赤外線ストーブ:約15万~50万円
• 煙サウナ:100万円以上(専門工事+建屋込み)
※価格はあくまで目安です。使用目的・広さ・設置条件によって変動します。
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まとめ:サウナストーブ選びは体験の質を決める
サウナストーブは単なる「暖房装置」ではなく、サウナそのものの体験を大きく左右する重要な要素です。
• 手軽に使いたい → 電気ストーブ
• 自然を感じたい → 薪ストーブ
• 業務用・大規模施設 → ガスストーブ
• マイルドな体験 → 遠赤外線ストーブ
• 本場フィンランドの雰囲気を体験 → 煙サウナ
自分の理想のサウナ体験に合わせて、最適なストーブを選びましょう!